『dip in the pool』T-shirt

STORY

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  1983年に作/編曲を担当する木村達司（track）と、モデル、女優としても活動している作詞担当の甲田益也子（vo）によって結成されたデュオ。86年にイギリスの名門ROUGH TRADEよりデビューし話題となった。木村達司が構築する巧みなトラックに甲田益也子の幻想的なヴォーカルを融合させる確固たるスタイルで、マイペースに活動を続け、今日までに計10枚のアルバムをリリース。昨今の80年代日本音楽の世界的評価の流れもあり、近年はVisible Cloaksと共作するなど、海外からの再評価が著しく、国内外から脚光を浴びている。
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  甲田さんのことは、大学時代にananの表紙で見たのが初めての一方的な出会いでした。今までの「キレイ」「カワイイ」「ステキ」「カッコイイ」って概念をを軽々と超越して甲田さん、それは「甲田さん」って形容詞でしか表現できませんでした。当時、宝島で連載されてた中森明夫の「東京トンガリキッズ」にも甲田さんが出てくる話があ里ました。そのぐらい僕たち世代には衝撃的な人でした。大学を卒業してファッションの勉強（ほとんどしてないが、、）をするため上京して、六本木にあるチャイニーズレストラン「香妃園」でバイトをしながら夜間の学校に通っていた時期がありました。その「香妃園」は結構業界人御用達で、数えきれない芸能人が来ていました。
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  そんなある日、甲田さんがやってきちゃったのです。も〜う当時23歳の僕は緊張しまくって、ちゃんとオーダーをとれたかどうかも憶えていません。ただ甲田さんのお会計が終わって外に出た瞬間、お店の小皿とペンを持って追いかけてサインしてもらいました。最初に買ったdip in the poolのレコードは同じ年に渋谷公園通りにあったCSVってレコ屋で買った思い出が。そして月日は流れ４半世紀経った頃に、イラストレーターのミック板谷から甲田さんをご紹介いただいた。ほんと、俺、生きててよかった〜！ってその時思いました。そして今ではとても良くしてもらっています。そんな深〜い思いがこもったTシャツです。
  
  FOR flowers of romance 岡野 隆司