pendant - col. off white

 
 
 
 
 
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pendant - col. off white
コサージュピン部分にリングを通すと、コサージュがペンダントとしてお使いいただけるアイテムです。

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MATERIAL
brass・leather・linen
SIZE
全長88㎝

ご使用の状況により、経年変化による変色の可能性があります。変色に伴い生地に色移りする可能性があり、また
コーティング(メッキ)加工を施した金属は傷や摩擦でコーティングが剥がれる恐れがありますので、お取り扱いには十分ご注意ください。油、汗、薬品、洗剤や漂白剤、化粧品は、色褪せ、劣化、変質が生じる原因になります、ご注意ください。

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    ヤマト運輸 60サイズ
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    商品によって異なります

STORY

  • このペンダントは、2019 spring-summer collectiom ”serendipity”でsimmon(ジュエリーブランド)とともに指輪について想像を巡らせた”時間”に生まれたものです。
    相反する素材の金属と繊細な布とが、年月を経てどのように朽ちてゆくのかを想像できた”時”でもありました。その指輪をペンダントとてデザインしました。リングにコサージュをつけることで、日常に取り入れやすくしてくれます。
  • 「指輪とは契約の印」

    私が着けたのは左手の人差し指(10金のシンプルな細いリングです)
    この小さな輪は、金属による温度差と質感、重さを伝えながら、身を締め付けます
    遠くからの印象はほとんどなく、反対に本人には絶えず視界に入る状態です
    これは、自らを縛る効果がある装身具なのですね
    意図しなくとも、本人が”なにか”を意識したい意思表示だと思いました
    指輪で無くとも、金属を身に着けることは、近い感覚があるように思います
    内に内に作用する効果があると感じます

    反対に、私が作るコサージュは
    できるだけ、つける時に存在を無くすようにしています
    フラットになる、自然になる、重さもできるだけ感じさせないようにしつつ本人に溶け込み
    その人の本質を引き出すものでありたいと考えてきました
    着けた時は、必ず鏡で見ないとうまくつける事ができません
    それは、変わりたいという芽を人に伝える装身具です
    自分の中の”何か”から解放されたいと考えているかもしれません
    外に外に向かう効果でしょうか
    この二つが重なったらどんな効果があるのでしょうか
    考えると面白そうです

    その問いに友人から返事がきました
  • 「どこからかやってきて、どこかに去ってゆくもの」

    私は旅の中でアクセサリーをつける事を学びました。
    一切自分を飾る事を嫌っていた私でしたが、シルクロードの旅で現地の女性が身につけている装飾品の意味を知って、自分もつけたいと思うようになりました。
    それは、友情の印であり、身につける財産であり、結婚した女性であるという証明でした。

    イランでお世話になった家族からモスクのドーム型の水晶とシルバーの指輪をもらった時は、それを身につけて旅をしている間、自分がその社会に受け入れられて、守られているという気持ちがとても強くなりました。(帰国後、個展の準備中に壊れてしまいました。修理をしようとしましたが、とても古いシルバーだったので、今のシルバーと純度が違って無理だと言われました。)
    またイランの国境から乗ったトルコ横断の長距離バスで、乗り物酔いで私の方に思いっきり吐いた子供とずっと遊んであげたら、イスタンブル直前に母子がバスを降りる際にシルバーの指輪を外してプレゼントしてくれました。お互い「ありがとう」「どういたしまして」の言葉すら言えなかったけれど、指輪を通してそのお母さんの「ありがとう、気をつけて、良い旅を!」というメッセーが伝わって指を見る度笑顔になり、心が温かくなり、またそれをはめていると自分が異国の女性たちに守られて強くなる気がしました。(小学校時代からの親友が結婚して東京に引っ越す際にプレゼントしました)
    インドの友人が旅を続ける私にヒンズー教の聖なる言葉にルビーがついたペンダントトップをくれて、それを手に握るだけで心が静かになった事。(いつか娘にあげようと思っています)インドの田舎で毎日通ったレストランで いつも私のサービスをしてくれたおじいさんとは一度も会話をしなかったのに、毎日お皿の下にいつもチップを置いて2ヶ月通った最後に、「明後日日本に帰るんだ」と言ったら、翌日私のお皿の上に琥珀の指輪を置いてくれた事。(これは今も手元にあります)
    たくさんの指輪やアクセサリーは どれもどこからかやってきて、どこかに渡って行った思い出なので、貴金属の装飾品は「どこからかやってきて、どこかに去ってゆくもの」という感じがしています。

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