『Pendant 1957-2018』東野翠れん写真集

帯が「浮き輪」と「遊園地」の2種類。お好きな方をお選びください。 
「浮き輪」帯 
「遊園地」帯 
カバーや本体の文字は一つ一つ作者がハンコを押して作っています。そのため多少のズレやカスレがございますのでご了承ください。 
カバーや本体の文字は一つ一つ作者がハンコを押して作っています。そのため多少のズレやカスレがございますのでご了承ください。 
 
 
 
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『Pendant 1957-2018』東野翠れん写真集
東野翠れん 写真集『Pendant 1957-2018』
出版 shushulina publishing

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この写真集は友人の東野翠れんさんが2018年に原宿のVACANTにて開催した写真展『Suilen Higashino Pendant 1957-2018』の時に作った写真集です。翠れんさんの写真はいつもFORとla fleurの展示会のポスターに使わせてもらっています。そのご縁もあって僕が彼女の写真をもっとたくさんの方々に見て欲しいという思いがあり、数年前から彼女に写真展をやろうよって誘ってやっと実現した写真展です。その開催にあたって制作した写真集です。2012年彼女に子供ができてから撮った写真と1957年に彼女の母の祖父が撮った写真。2つの時代の写真を重ねることで見えてくる少し先の未来。彼女の目を通して見た家族の写真。とても素敵な写真集をもっとたくさんの方に見ていただきたくて、こちら僕自身が始めたweb shopでも取り扱わせてもらう事になりました。こちらでご購入していただくとオリジナルの栞とアーカイブの中からポスターを一枚お付けいたします。そして今回から翠れんさんにサインを書いてもらいました。よろしくお願いします。

FOR flowers of romance 岡野隆司
SIZE
230mm x 155mm
244ページ
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STORY

  • 【東野翠れん|ひがしの・すいれん】
    1983年東京生まれ。15歳の頃より本格的に写真を撮りはじめる。モデルとしての仕事と並行して、雑誌への寄稿、ミュージシャンのCDジャケット写真の撮影など幅広い分野で活動。著書に『Lumiere』(2005年・扶桑社)、『イスラエルに揺れる』(2011年・リトルモア)、共著に『縷縷日記』(2006年・リトルモア)、『風花空心』(2006年・リトルモア)、『じぶんの学びの見つけ方』(2014年・フィルムアート社)などがある。2017年に東京・神田にあるテラススクエアにて写真展「夢路」を開催。「Pendant 1957-2018」展示は、2018年、東京・VACANTを皮切りに、minä perhonen京都店、2019年はminä perhonen金沢店、銀座森岡書店、代々木上原à côté(アコテ)、福岡TAGSTÅ、岐阜エムエム・ブックス みの にて開催。同写真集からの写真で、「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」で行われている『Beyond The Veil Exhibition』にも参加した。
  • 15歳の頃より、モデルや文筆家、そして写真家として活動してきた東野翠れんの、写真集としては実に13年ぶりとなる新作『Pendant 1957-2018』の出版致します。フランス語で〈〜の間〉を意味する”Pendant(パンダン)”という言葉には、これまで写真における「光」を意識して撮影を続けていた東野が、自身の出産を経てからの約6年間に撮影した写真を通じて、初めて実感した「時間の連なり」への想いが込められています。そして亡くなったイスラエル人の祖父の遺品から見つけた、約60年前に祖父によって撮られた写真との出会いが、作家自身の気付きをさらに拡張し、半世紀を超える時間の連なりとなって、ひとつの作品として結実することになりました。

    「過去の痛み、歴史の重み、個人の傷跡ではない写真。ではなにを撮っているのかということを考えると、それは〈ちょっと先の未来におく写真〉ー 平和な世界がどんなところなのか、自分が忘れないためにも、いま目の前に見える一瞬の静けさ、光、その平安な時間を、今日、生きているということを祝福する写真を撮っているのだなと思う。」
    東野翠れん

    祖父の写真もまた、「ちょっと先の未来」に居る孫である彼女のもとに届き、彼女の生きるこの一瞬一瞬を祝福してくれている。彼女はバトンを渡すように、未来に向けて写真を撮り続ける。この「時間の連なり」が私的な体験にとどまらず、誰もが感じ取ることの出来る普遍的な写真の魅力であることを、彼女の写真は教えてくれます。

    2018年8月